がんと
遺伝、遺伝性腫瘍
に対する
基本的な知識を習得
遺伝性腫瘍e-Learningとは
- ①遺伝性腫瘍全般に共通する基本事項
- ②代表的な遺伝性腫瘍の各論
上記2部構成となっています。各講義は10分程度で、押さえておくべき要点と最新のトピックスがまとめられており、がんの日常診療に寄与する内容となっています。
がんの患者の約3-5%は、生殖細胞系列における病的バリアント(病気の原因となる遺伝子の変化)を持っていると考えられており、これらの遺伝要因の強い関与によって発症するがんを「遺伝性腫瘍」といいます。 遺伝性腫瘍と診断された場合、その特徴に応じた検診を頻回に・継続的に実施することで早期発見・治療が可能となります。リスク低減手術の適用になる場合もあり、先制医療の先駆けの分野であると言えます。
がんゲノム医療時代の本格的な幕開けに伴い「遺伝性腫瘍」が脚光を浴び始めています。
米国の女優の勇気ある告白で有名になった「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」や、遺伝性大腸がんの一つである「リンチ症候群」など、遺伝性腫瘍に関する話題をメディアで見かけることも多くなりました。「がんと遺伝」は今、多くの患者さん・ご家族にとっての関心事項の一つです。
がんゲノム医療の中枢である腫瘍組織のクリニカルシークエンスと、二次的所見としての遺伝性腫瘍の発見は切り離すことができません。また最近では、遺伝性腫瘍患者 に効果的な薬剤の開発が世界中で飛躍的に進んでおり、一部の薬剤は日本でも保険収載されています。主治医と遺伝カウンセリング担当者との連携の重要性は言うまでもありませんが、医師や看護師など、がん医療に携わる全ての医療者に遺伝性腫瘍に関する基礎知識が求められる時代が来ているのです。
遺伝性腫瘍e-Learningの講義内容
遺伝性腫瘍e-Learningの講義
遺伝性腫瘍に共通する基本的な講義と
各遺伝性腫瘍の合計12コースを
受講出来ます。

共通編
・遺伝性腫瘍概論
・家系情報の聴き取り
・遺伝カウンセリング
・遺伝学的検査

疾患編
・遺伝性乳がん卵巣がん症候群
・リンチ症候群
・家族性大腸腺腫症
・リ・フラウメニ症候群
・遺伝性網膜芽細胞腫
・多発性内分泌腫瘍症1型
・多発性内分泌腫瘍症2型
・フォン・ヒッぺル・リンドウ病
他2コースも受講できます

最新のがんゲノム医療について
学習できるサイトです。
産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業SCRUM Japanで組織した遺伝子スクリーニング基盤を利用した、多施設多職種専門家から構成されたExpert Panelによる全国共通遺伝子解析・診断システムの構築および研修プログラムの開発において、日本臨床腫瘍学会などの関連学会と協働し、臨床腫瘍医およびCRC(Clinical Research Coordinator)を対象とした、Precision Medicine体制の構築を目指し、臓器横断的かつ遺伝子レベルでの情報についての学習を目的としたe-Learningサイトです。


〜受講出来るコース〜
HER2
基礎編臨床編RAS
基礎編臨床編RAF
基礎編臨床編KIT
基礎編臨床編EGFR
基礎編臨床編MEK
基礎編臨床編JAK
基礎編臨床編ROS1
基礎編臨床編MMR genes(MSI)
MMR genes(MSI)
基礎編臨床編ALK
基礎編臨床編RET
基礎編臨床編BCR/ABL
基礎編臨床編BRCA1/2
基礎編臨床編日本病理学会e-Learningのサイト
ゲノム診療実践に必要な、病理検体取り扱いに関する基礎的知識の習得を目的としたものです。
悪性腫瘍の病理組織・細胞検体を用いた体細胞遺伝子検査は急増しており,今後は次世代シークエンサーをはじめとする新規技術を用いたゲノム診断の臨床導入が見込まれています。日本病理学会策定「ゲノム診療用病理組織検体取り扱い規定」に基づき、病理検体の中でもゲノム診療で最も利用が見込まれるホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体の適切な作製・保管方法について映像を用いた解説を受講いただけます。
病理検体の管理は検体採取時から行う必要があります。実際の診療にゲノム情報を用いている医療機関のみならず,すべての医療機関の病理医や病理技師,さらには検体採取にかかわる臨床医を対象とした内容となっています。
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POINT.01 システムの特徴
PC、スマホ、タブレットから
受講可能ですPC(Windows,Mac)、スマホ、タブレット(Android,iOS)など様々なデバイスで受講が可能で、「いつでも、どこからでも、何回でも」時間や場所を問わず受講できます。1つの講義のチャプター2,3分程度の長さで制作されているので、忙しい日常のわずかな時間でも、少しづつ確実に受講できます。
- haikei